Miss Potter [MOVIE]
やっと観てきた。
レニーもユアンも好きな俳優さんってのもあるけど、ホントに良かったです。
レニーの演技も流石で、立派な英国淑女だったし、女性差別が甚だしかった20世紀初頭にして自立し、少し風変わりなビアトリクスを完璧にチャーミングに表現していた。
ユアンも役に彼のキャラクターがピッタリはまっていて、自分とビアトリクスを重ねて思わずドキドキしてしまった。彼の歌声が聞けるのも得した気分だし、Naoさんがお気に入りのビアトリクスのお目付役のおばあちゃんもなかなかキュートだった。
時折絵本のキャラクターたちがアニメーションになって動き出すのも、この映画にDreamyな雰囲気を与えていてよかった。
そして純粋過ぎるが故に切なくて涙が止まらないラブストーリー。
今思い出しただけでも泣けてくる。
20世紀初頭のイギリスの風情も堪能できるし、自然豊かな湖水地方の美しさも堪能できる。
大好きな映画、"A River Runs Through It"を思い出した。
観終わったあと、この映画と同じ種類の感動が残っている。
私の中で、大切にしたい、愛すべき映画の1つになったことは間違いない。
DVDが出たら間違いなく買います。
いつか湖水地方に行きたいと思っていたけど、ビアトリクスがいたから、ピーターラビットのおはなしがあったから、守られている自然なんだと思うと余計想いは募った。
この映画を観るまで知らなかったのだけど、当時、宅地開発されそうになった湖水地方の農地のうち4000エーカー(東京ドーム約1333個分?)を彼女が買い取って、彼女の死後ナショナルトラストに寄付され豊かな自然が守られているんだと。
彼女がピーターラビットのおはなしを思いつかなかったら?
それを出版しなかったら?
出版した本が売れなかったら?
彼女が湖水地方に移り住まなかったら?
農地を買い取らなかったら?
湖水地方は人工的なリゾート地になっていたのかも。
帰って来て早速、ロンドンで買って10年くらい愛用しているピーターラビットのマグカップでコーヒー。
私の中で、しばらくピーターラビットブームが続きそうです。
(関係ないけど、私は極度のうさぎアレルギーで本物のうさぎは触れません(涙))
▼オフィシャルサイト
http://www.misspottermovie.co.uk/
▼トレーラー
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