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旅の途中 / スピッツ [Book]


旅の途中

旅の途中

  • 作者: スピッツ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/11/30
  • メディア: 単行本
【amazonの商品紹介より】
スピッツ結成20周年にあたり、結成からの足跡を辿る貴重な書き下ろし。彼らがめざしてきたこと、守ろうとしてきたこと、愛してきたものは何なのか。

今や日本を代表するロックバンド・スピッツが結成されたのは1987年。いまからちょうど20年前だ。だがスピッツには“前史”がある。リード・ヴォーカルの草野マサムネとベースの田村明浩が出会ったのは1986年。地方から上京した彼らは大学で出会った――。その後空前のバンドブームの渦中で独自の日本語ロック路線を突き進む。その後のメンバー間のギャップ、そして迎えたブレイク――。四人のそれぞれの胸に去来するスピッツへの思いとは。四人の語りで構成する貴重な一冊。

【著者からのメッセージ】

何気なく過ぎてきたような20年だったけど、あらためて語ってみるとかなり濃かった!
フツーの男たちの、少しフツーじゃないバンド・ストーリーです。
――草野マサムネ

スピッツのCDと『旅の途中』で、長い夜を楽しんでください。
――三輪テツヤ

気がついたら20年。こういう本もできるようになりました。ぜひ読んでみてください!
――崎山龍男

20年分の思いを語ったら、こんな本になりました。でも、スピッツはまだまだ続きます!
――田村明浩 




ということで、スピッツネタが続きますが、発行されてから1年ほどたったつい昨日、読みました。
スピッツFCに入ってるからには買っておかないといけないでしょう、程度の軽い気持ちでネットで購入し、昨日帰宅してみたら届いてたのですが、深夜0時くらいからパラパラっとめくり始めたら一気に最後まで読んでしまいました。
4人それぞれが、「第1章★スピッツ結成」から「終章★旅の途中~20年目とこれから」まで、それぞれの想いを綴った書き下ろしエッセイ集です。
私は、もう既にスピッツがブレイクした10年ちょっと前くらいから聴き始めたので、それまでのエピソードなんかはとても新鮮で、スピッツ結成から初期の頃のメンバーの苦悩は、今自分がバンド活動をしている苦悩と重なる部分もあり、みんな最初の頃は演奏技術のことで悩んでたんだー、とか、私も頑張って技術やセンスを磨かなきゃ、と感情移入すらしてしまいました。自分がリアルタイムで聴き始めてからのエピソードは、そうそう、と共感しながら読み進み、本当にあっという間でした。
ちょっとショックだったのは、自分が一番思い出があり、初めてスピッツのライヴを観たツアーのアルバムで今でも大好きな『フェイクファー』は、メンバー全員とても辛い時期だったという事実。マサムネくんは今でも一番聴きたくないアルバムだとか。
それでも私にとってはとても大事な1枚であることには変わりないアルバムなわけで、そんなエピソードも理解した上でまた改めて他の全部のアルバムを聴き返したくなりました。
そして、ほぼ洋楽しか聴かない私が、なぜこんなにもスピッツに惹かれるのかも少し分かった気がします。

私はスピッツ偏愛者なので、いいことしか書けませんが、ちょっとでもスピッツに興味のある人は、是非読んで欲しいと思いました。
彼らの純粋すぎるほどキラキラ☆とした友情や、音楽に対する誠実すぎるくらい誠実な姿勢がよく分かると思います。
そしてこれからも小さい力だけど、変わりなくスピッツを愛し応援していこうと思いました。
文章も読みやすくサラッとしているので、気になった方は是非。

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コメント 2

カレン

私は今年の6月だったか出張中の旅館の宿で読み切りました。

特にギターリストとの三輪さんの苦悩が心に残っています。

来年1月さいたまスーパーアリーナで彼らの演奏を聴けるのを楽しみにしています。
by カレン (2008-11-30 20:46) 

rigby

▽カレンさん
結構深いですよね。
さいたまSA私も行きますよ。
期待と不安が入り交じってますが、楽しみにしてます(笑)
by rigby (2008-12-01 00:16) 

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