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THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON [MOVIE]

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『ベンジャミン・バトン-数奇な人生-』(2008年、米)
観てきました。
原作はF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説で、これを映画化したものだそう。
ブラッド・ピットは大好きなのだけど、最近の彼の作品は観てなかったし、この映画もストーリーは最初から見当がついてるし、全然期待せずに。

でも、すごくよかった。
私はこういう映画に弱いのかもしれない。
ブラッド・ピットの映画で一番好きなのは『River Runs Through It』なのだけど、それに近い感動を味わうことができた。
そしてなんと言っても、その頃のブラッド・ピットの美しさをこの映画でまた観ることができた。
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ケイト・ブランシェットの完璧なスタイルと美貌も素晴らしかったけど、ブラッド・ピットの壮年期〜青年期はホントに美しかった。
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凝った演出やエンターテイメント性は期待できないけど、観終わった後に心に残るものがある作品だと思う。


今にも息を引き取ろうとしているデイジー(ケイト・ブランシェット)が、娘のキャロラインに日記を読み聞かせてほしいと言う。
その日記は、80歳の体で生まれ、成長とともに若返る人生をたどるベンジャミンが書いたものだった。

1918年、息子を第一次世界大戦で亡くた時計職人が、時間を止めて過去にさかのぼる時計を作るところから物語が始まる。
そのころ、ニューオリンズで生まれた赤ちゃんが居た。
母は出産と同時になくなり、父は生まれたばかりなのに、皺だらけで老人にしか見えない容姿に動揺し老人ホームの玄関に我が子を捨ててしまう。
ホームを営む若い夫婦はベンジャミンを引き取って育てることにする。

日記を読んでいくうちに、キャロラインは、母とベンジャミンが愛し合っていたことを知る。そして自分が二人の娘だということも。
ベンジャミンがキャロラインに送ったハガキを、デイジーの病室でキャロラインが初めて読むシーンで、こらえきれずに涙。
映画が佳境にさしかかる頃からずっと、私の頭の中でThe Beatlesの『In My Life』の歌詞がグルグルしていた。
人生とは、人を愛することとは、とても考えさせられた。
そして、要所要所でデイジーがベンジャミンの頬に手をやるシーンや、
「Good night, Benjamin」
と言うシーンが一番印象的でした。
そのときそのときで、その仕草や言葉の意味が違って見え、ラスト付近ではまた涙が。
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年老いて生まれ赤ちゃんで死んでも、赤ちゃんで生まれ年老いて死んでも、そうたいした変わりはない。
大事なのは、同じように歳を重ね、人生を歩んで行く相手が居るということが一番の幸せなのだと感じた。

▼オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/
▼予告編

関係ないけど、映画が始まる前と終わったあとのワーナーブラザーズのロゴが全部ボタンになってました。
ベンジャミンがボタン屋の家に生まれたから?(笑)





リバー・ランズ・スルー・イット [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD



In My Life / The Beatles
There are places I'll remember
All my life, though some have changed
Some forever not for better
Some have gone and some remain

All these places had their moments
With lovers and freinds I still can recall
Some are dead and some are living
In my life I've loved them all

But of all these friends and lovers
There is no one compares with you
And these memories lose their meaning
When I think of love as something new

Though I know I'll never lose affection
For people and things that went before
I know I'll often stop and think about them
In my life I love you more

生涯忘れ得ぬいくつかの場所がある
もはや当時の面影を留めない場所や
良くも悪くも永遠に変わらない場所
今はもうない場所や 昔のままに残る場所

かつて そうしたいろんな場所で
恋人や友達といっしょに時を過ごした
今は亡き人 元気でいる人
みんな僕がこの人生で愛した人たちだ

けれど 今までのどんな友達も恋人も
君にはとてもかなわない
君との新しい愛を思うとき
過去の思い出はみな色あせていく

僕に関わった人々や僕に起こった出来事を
懐かしむ気持ちはいつまでも変わらない
時おり思い出しては追憶に耽ることだろう
でも今 この人生で僕が何よりも愛するのは君

タグ:BENJAMIN BUTTON
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コメント 2

cs

はじめまして。
自分もこの作品のブラッド・ピットは久々にいいなぁと感心しました。
で、やっぱりそれは同じく「A River Runs Through It」がほんとによかったんで。
後半の若い頃の姿は、あの頃の感じなんですよね、ほんと。
♪ In My Life
いいですねぇ。
by cs (2009-03-15 02:15) 

rigby

▽CSさん
初めまして!
nice!&コメント&TBありがとうございます☆
なんか、一緒に観た友達はあんまりよくなかったと言ってたんですよねー。
私はぐっとくるものがあったんだけど。
『A River Runs Through It』はビデオでしか持ってなかったので、思わずDVDを注文してしまいました。
また美しいブラピと美しい映像を観たいなと思って(笑)
『In My Life』は私のアンセムです。
妹の結婚式でも演奏したけど、自分のお葬式でも流してほしい曲です。
by rigby (2009-03-15 23:56) 

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