Kula Shaker@NAGOYA QUATTRO

もう、どこをどの角度から見ても完璧。
正に王子の帰還でした。

96年のデビューから活動3年、アルバム2枚という短い期間で一旦解散。
The Jeevasを経て05年末に復活宣言後、06年に再結成ミニアルバムをリリース。
FUJI ROCK FESTIVAL 06にも出演。07年に3rdアルバムをリリース＆2年連続でFRFにも出演し完全復活。
そして今回、08年に99年以来の単独日本ツアーが行われました。

私は名古屋で記念すべき復活単独日本ツアーに参戦。
06年のFRF、VFes、07年のFRF、と3回もKulaのステージを観ているんだけど、やっぱり単独は全然違う。
野外フェスの開放感もよいけど、小さいライブハウスで、手を伸ばせば届きそうな王子までの距離1.5mは、最高にテンションが上がります。
サラサラのブロンドヘアに端正な顔立ち、裕福な家庭に育ち、高学歴、芸術的・音楽的センスも抜群・・・非の打ち所がありません。
Grateful when you're deadからJerry Was Thereの、動から静へ移り変わる部分で
　　「Good Evening Ladys and Gentleman」
と、両手を広げスマートに振る舞う英国紳士なクリスピアンを、王子と呼ばずして誰を王子と呼ぶんでしょう？

Jeevasのサウンドも好きだけど、やっぱりKulaなんです。
フロントマンは同じなのに、Kulaにしか出せないグルーヴは確実に存在することを改めて実感。
古き良き英国ロックと東洋趣味的サイケデリック・ロックが見事に融合された、他に類を見ない完璧なサウンドは、色褪せることなく健在でした。

今回は19時ジャストから、スタッフ（？）のサイモンが前座でギターの弾き語りを10曲くらいはやったかな？
全部短い曲だったので、時間的には20分くらいだったと思うけど。
最後は日本語で歌ってました（笑）
なんかほほえましかったです。

サウンドチェック後、いつものIntroが流れいよいよKula　Shaker!!
まず、クリスピアンまでの距離の近さに倒れそうになるも、1曲目でテンションMAX
Grateful when you're deadの「PA PA PA!! PA PA PA!!」
Hey Dudeの「Catch The Sun!!!」
Govindaの大合唱、
Hushでの尋常でない盛り上がりといった定番はもちろんだけど、
3rdアルバムからの曲もかなり盛り上がってました。
十分満足なんだけど、Sound Of Drumsが聴きたかったな。
あと、カバーを3曲やったみたいです。
3曲ともオリジナルを知らないんだけど、MC5のKick Out The Jamsはやらなかったような？？
Hushの最初は、クリスピアンは「いち！に！さん！し！」と言って、オーディエンスは「One! Two! Three! Four!!」と言ってたのにはちょっとウケた。

自分と同い年とはとても思えないくらい、王子はホントに眩しかったです。
カッコイイです。
あんなに激しく動きながら、完璧にギターをこなす人を他に知りません。

08年1本目にして最高なLIVEになりました。

　　　＊SET LIST＊　
08.1.20＠NAGOYA QUATTRO
　Grateful when you're dead
　Jerry Was There
　Out On The Highway
　Second Sight
　Hey Dude
　Temple Of Everlasting Light
　303
　Dr Kitt
　Melody Day*　カリブー
　Kick Out The Jams*　MC5
　Mystical Machine Gun
　Shower Your Love
　Tattva
　True Love Will Find You In The End*　ダニエル・ジョンストン
　Hush
　Song Of Love
　　　＊E.C.＊
　Diktator of the Free World
　Govinda

コメント 2

全部聴かずに閉まってしまった1stを探して、
久々に聴いてみます。
by line (2008-01-23 21:28) 

▽lineくん
是非そうしてください（笑）
『K』は名盤です。
ちなみにうちには初回限定盤と通常盤（ジャケが違う）があります（笑）
by rigby (2008-01-23 23:20)